毎日が日曜日
多くの小学生の夢を実現した男。後藤海です。
毎日が日曜日だったらいいのに。幼少期にそんなことを考えた人も多いはず。そんなみなさんに言いたいことがあるのです。
楽じゃねえぞ、日曜日。
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ボクは無職です。毎日が休日です。でもこれっぽっちも嬉しくないですし、楽しくもないです。
楽しいことなんか何一つとしてありません。あるのはただただ広がる膨大な時間と、ぽつねんと存在するボク自身だけ。
一日の大半をぼーっとして過ごす日々は、想像以上に苦しいものなのです。
やりたいこともなく、やらなくてはいけないこともない。いえ、本当は働かなくてはいけないんですけど。ボクは働くことから逃げています。外に出ることから逃げています。
そんな状態で過ごす時間は、とてつもなく辛いのです。
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働かなくてはいけないという焦燥感。
このままでいいのかという不安。
自分はこんなにも下等な人間なんだという劣等感。
色々なものが入り混じって、ボクの心を蝕んでいくのです。
じわじわと、じわじわと。
膿んだように痛むボクの心は、空虚な時間に耐えられません。
ひたすらに自分を責め続け、周囲を妬み、そんな自分をまた嫌悪する。
その時間が永遠に続くのです。起きている間ずっと。
眠りについても休む暇はありません。無職になってからというもの、悪夢しか見ないのです。
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かつて学校で接したクラスメイト。恨みを寄せる家族たち。彼らはボクを責め立てます。
泥沼にはまったように動かない手足。ぬるい粘液のように絡みつく不快な空気。これらはボクを逃しません。
夢を見るたびに、暗雲のたちこめるような気持ちになります。
地獄の夢から抜け出すと、また虚無の一日が始まります。
生きながらにして死んでいる。地獄で生きる。それが無職の日々なのです。
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言いたいことは以上です。これを読んでも「働くほうが大変だ」、「無職に人権はない」なんて言う人がいたら、ボクと同意見です。
何を言っても無職は無職。クズであることに変わりはないのですから。
あ、仕事が死ぬほど辛いひとは逃げたほうがいいです。それはあなたが悪いのではありません。社会が悪いのです。
そんなわけで、無職は辛いよってお話でした。